イデオロギー
歩きだすとき、たとえば左足で地面を踏みながら右足を一歩進めるとき、両足で支えられていた体重を残された左足がすべて引き受けつつも、身体を前に倒して、次の一歩のために右足を体重の支え役から解放しながら、身体の重さを前への推進力に利用します。歩くことが可能なのは右足と左足が連動して運動しているからです。ここで右足のためのイデオロギー、左足のためのイデオロギーを作って、互いが権利を主張したらどうなるでしょう。
私たちは独立した系で物事を考えがちです。上の例えのように、イデオロギーは意味がないばかりか、自然にあるべき秩序を破壊するかもしれません。ひとつのイデオロギーに染まらないように気をつけてください。
すべての日本国民が幸せでありますように。
言葉に愛と祈りを込めて。