ポリフォニー・オブ・ライブズ

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真実と嘘の違いとは何でしょうか?身の回りにいろいろな情報があり過ぎて、何が真実で何が嘘か、吟味する時間もないし、判断する材料がない、という状況に置かれている人が多い中では、どうせわかりっこないし、愚問のような気もします。たとえ嘘であっても多くの人が信じてしまえば、世の中はそれが真実であるかのように動いてしまうし、結局それを信じている人にとっては、真実のほうが嘘に見えてしまうわけで、世の中を支配したい人にとっては、それが真実かどうかはどうでもよくて、嘘であってもそれが都合よく使えるものであればそれでよいのかもしれません。でもそうなると、真実か嘘かという問題は、おおむね個人の趣味・こだわりレベルの問題になり下がってしまいます。

真実と嘘はやはり全く違うものなのです。もっとも大きな違いの一つは、真実は何もしなくても真実であり、嘘は真実を装うために努力が必要だということです。

真実は、真実であるということ自体がその生命の源なので、永遠に消えることはありません。誰の努力も何の努力も本来は必要ないものです。いっぽう嘘はつき続ける努力が必要です。なぜなら努力を辞めた途端に真実に取って替わられるからです。

だから、嘘は必ず自分を真実であると主張する必要があります。真実である理由を作りだしそれを説明します。そして真実を責めます。真実のほうを「嘘」だと責めます。また、真実を隠します。

だから世の中に嘘がはびこっているのであれば、嘘を人に信じさせる努力をしている勢力が多く存在するということになります。せっかく頂いた命をもっと良いことに使えばいいものを、一時的な快楽・利益のために、消える運命にある嘘をつくために多くの無駄なエネルギーを使っているのです。

嘘は真実の影であり、それ自身いのちを持っていないので、いずれ消えていきます。だから、どんな情報でも100%否定しないでください。どんなに小さな可能性でも真実は残り、どんなにもっともらしくても嘘は滅びます。