幸せになりたくない人が世の中にはたくさんいます。言い方を変えれば、自分が幸せになってはいけないと思っている人です。それは、人を傷つけてしまった、人を助けることができなかった、こんなに何をやっても駄目な自分は許せない、幸せになる資格がないな…

一人の眼では一面しか見えません。複数の眼では多面的に見えるだけです。本質を見る眼が必要です。それはどこにあるのでしょうか？それはあなたの奥に、それはあなたと言うより生命そのものとして、あなたをも貫いて見ています。太陽を背にしたときに影が真…

世界は大いなるスクリーンです。そこではあなたを巡る物語が上映されます。その物語の製作者はあなたであり、観客もあなたです。製作者であるあなたは、効果的な演出のため主人公に宿命を設定し、人生に制限を設けます。 観客であるあなたは主人公に自分を重…

最初の一歩というのは誰でも躊躇するものです。でも自然の摂理を信じることが大切です。雛鳥が殻を破ろうとするときに、内側から殻を突けば親鳥が突いて殻を破るのを助けてくれるように、あなたの一歩に世界全体が呼応して、あなたを助けてくれます。 そのゴ…

あなたにはあなたのための一つのゴールがあります。そしてゴールに到着するためには最初の一歩を踏み出す必要があります。最初の一歩がゴールを生み出すのです。その一歩はゴールと別のものではありません。それが別のように思えるのは間に時間が置かれたか…

世界には繰り返すものと繰り返さないものが存在します。繰り返すもののお陰で世界は維持され、繰り返さないもののお陰で世界は変化していきます。両者のお陰で時代的なものが存在することになり、時代的なものが存在するお陰で、私たちは他の時代と区別され…

幸せは得られるものではありません。幸せは、そうであることができるだけです。それは自我が全体に溶けたときに起こります。恋愛、音楽、ダンス、スポーツ、演劇、旅行…色々な場面がありますが、自意識が消えて、対象意識も消えて、一つになったとき、人は幸…

世界は解釈でできているなら、そこに正しいという基準は存在しないことになります。なぜならその「正しい」という判断も一つの解釈に過ぎなくなるからです。なかなか受け入れにくいかもしれませんが、逆に言えば、この立場に立たない限り争いが世界から無く…

あなたには両親があり、その両親にはそれぞれまた両親があるわけですが、あなたが今こうやって生きているということは、少なくともあなたに向かって生命の糸が途切れずにつながってきたことになります。 その生命の糸は、あなたを産むために気の遠くなるよう…

人は高く上ることも低く落ちることも怖がるものです。たとえそこでの景色が見たいと思ってもです。現在のまま変わらない事が私たちの遺伝子の基本的な戦略なのかもしれません。 でも、それでいいのです。卑屈に陥らない謙虚さ。思い上がりのない矜持。この二…

人生は人との出会いと別れで成り立っていると言っても過言ではありません。人との出会いと別れは喜び、悲しみ、後悔、恐怖、安堵など様々な感情が生まれる源泉です。たとえそれが逆縁（憎しみ、いがみ合う間柄）であっても大事な示唆を含んでいるものです。 …

人は意識的に選択することが可能です。他の動物では本能によりなされることでも、人では意識的な選択が可能なのです。それが壊すことであれ、作ることであれ、（人）生における潜在的な自由度は無限です。つまり悪魔のように残虐になれるし、廃人にまで堕ち…

あなたはこの世界に存在することに関して完璧な価値を持っています。それはあなたが自分をどう評価するかにも、またあなたが何をするかにも依存しません。世界には最高の権威によりその価値が保証されているあなたのためのシートが用意されていて、あなた以…

眼にはその構造上盲点と呼ばれる見えない領域が存在しますが、盲点の存在が意識にのぼることはありません。なぜなら、視野が欠損している領域の情報が自動的に補完されるからですが、同じように私たちの意識にも欠落があり、それが自動的に補完されているの…

世界は決して閉じておらず、それはあなたが閉じていないということと一致しています。硬い物質もミクロの視点から見るとほとんど空間でできているように、あなたが見るように見える世界も、それ程キッチリと定まっているわけではありません。色彩が感覚され…

あなたの心の中に映し出されたものすべてに対し、あなたには責任があります。そしてそれだけがあなたの責任の対象です。これは繰り返し意識されるべきです。 あなたの心の中に映し出されたものすべてに対し、あなたには責任があります。そしてそれだけがあな…

物事を見る視点は無限に存在し（得）ます。ある視点から見ると誤っていると思われることが、別の視点から見ると正しいことがあります。言い方を変えれば、どんなに誤っていると思われることであっても、必ずそれが正当化され得る視点があるのです。つまり、…

鍵の重要性は、鍵そのものにあるのではなく、開けられる箱の方にあります。さらには、箱そのものではなく、箱に入っている中身の方にあります。 だから一つの鍵が、ある人には重要じゃなくても、他の人にとっては重要だったりするのです。 ある鍵によってし…

世界に関する情報に対して私たちは自由ではありません。あなたは「思わされて」います。これが正しいと「思わされて」います。あれは間違っていると「思わされて」います。そして「思わされて」いることをあなたは自分の意見のように話すことになります。そ…

一つであったものが二つ以上に分かれたときに、一つであったときのことに駆せられる想いを憧憬といいます。憧憬は過去と結びついているため、現実になることはあり得ず、現実になることがないがゆえに、憧憬が失われることはありません。 すべての日本国民が…

私たちは、それぞれ限られた人生を生きています。どんなに頑張ったところで、出会う人の数、得られる知識、人に与える影響などは世界全体のほんの一部でしょうし、自分の存在を海辺に広がる砂浜の一粒の砂にたとえたとしても、それ程過剰な謙遜として受け止…

世界とは、あなたの世界であり私の世界ですが、世界がその流動性を失って硬くなり、これまでとは全く違ったようにあなたが感じるようになったとすれば、あなたの世界は蛹化したのかも知れません。そうであるなら、蛹の中はこれまでの秩序は新たな秩序のため…

今日はナガサキ原爆の日。御霊になられた方々の平安を心よりお祈り致します。 戦争を無くすために私たちがしなければならにないことは何でしょうか？それは平和を叫ぶことではありません。平和を祈ることでもありません（祈ることを否定しているわけではあり…

あなたを攻撃する声はあなたの自我のこだまであり、あなたが攻撃する声は鏡に映った自我に対する暴力です。 世界の本質は鏡ですから、すべてはあなたから始まりあなたに戻ります。 すべての日本国民が幸せでありますように。 言葉に愛と祈りを込めて。

真実の歴史はなかなか語られることはありません。なぜなら歴史を語るには視点が必要ですが、戦争勝者の視点で語られた歴史のみが流通することが許され、視点は限局を意味するがゆえに、先入観により、あるいは意図的な操作により歪曲されて一般化することに…

今日はヒロシマ原爆の日。街路樹の蟬しぐれの中を歩いていると、戦争で亡くなった御魂が蟬になって全身を震わせているように思えて切なくなります。 生きている有り難さと、生かされていることへの感謝の気持ちを忘れず、謙虚に生きるため、宮澤賢治の詩、雨…

私たちは皆心に葛藤を持っています。葛藤を持っていない人は存在しません。そして葛藤がある限り私たちは自分の中に分裂を抱えています。天使の招きか？悪魔の囁きか？私たちの中には複数の声があり、どの声に従えばいいのかときに迷います。あるいは、して…

あなたが自分の性格、長所、短所、考え方、価値観などを語るとき、あなたは何について語っていることになるのでしょう？ あなたはこの世界に属していませんが、言葉によって世界に参画しています。あなた自身ではなく、あなたが自分だと思っているあなたとし…

あなたはこの世界に存在しません。あるいはこの世界に属していません。あなたの身体はこの世界に存在しています。でも、あなたの身体はあなたの身体であって、あなたではありません。あなたの心はどうでしょうか？あなたの思考は？あなたの感情は？同じです…

何かを選ぶという事は、何かを棄てるとい事に等しい。そして何かを選べないという事は、何も棄てられないという事に等しいのです。 あなたが選択しない限り、今生きている生はあなたの人生ではありません。人生は無限の多面体です。あなたが何かを選択するこ…