ポリフォニー・オブ・ライブズ

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初めに言葉ありき

初めに言葉ありき――ヨハネ福音書の冒頭にある一節ですが、これが歴史的に実際にそうであったのかどうか私は知りません。ただ私がここで言いたいことは、いま・現在において真実だということです。どういうことかと言うと、あなたが何かを理解しようとするときは必ず言葉で理解しようとすると思います。その理解が正しいかどうかは別にして、言葉で理解する。逆に、人に何かを伝えるときにも、言葉(あるいは言葉に置き換えられる仕草等を含む)で伝えていると思います。言葉を発する/言葉を受け取るがコミュニケーションのスタートなのです。

では、例えばひとり森の中で木漏れ日の中、犬と遊んでいるというような状況はどうでしょう。実際に言葉を交わすことはないでしょうが、実は自分の中ですでに言葉になっている世界の中で遊んでいるのです。たとえは、「犬」と「犬でないもの」はすでに区別できてるはずです。そうでないと犬と遊べないですからね(^^)。つまり、何かをしようとするその瞬間、身の周りの物質世界の中から、必要なものを言葉によって分節しているんです。

だから、あなたが何か考えたり、行動しようとするとき、無意識に言葉の世界にアクセスしているのです。しかし、あなたがアクセスできる言葉の世界は、これまでの人生の中であなたが指紋をつけたもの(だけ)でできているので、一人ひとりの人生が違えば言葉の使い方も人によって異なることになります。あなたの使う言葉は、あなたのこれまでの人生でできています。あなたは善い言葉を使えていますか? 

 

すべての日本国民が幸せでありますように。

 ―言葉に愛と祈りを込めて。