「何のため？」

「何のため？」と問うことによって、人は自分の物事に対する関与のフォーカスを定めます。言ってみれば、それは意志を働かせる燃料であり、知性を働かせる機構だからです。

それは必ず事後的なものですが、それを人は逆転させます。社会は「何のため？」が始めにあるのが正しいと思おうとするし、置こうとします。むしろそうすることによって社会的なものになるのです。

自然的なものが、人工的なものに変わっていることに気づいてください。人工的なものであっても構いませんが、人工的なものは古くなりますから、常に新しい息吹を吹き込まなければなりません。

だから「何のため?」は、普遍的な真理を問うのではなく、問われ続けることにその本質があり、自然なことなのです。

すべての日本国民が幸せでありますように。

言葉に愛と祈りを込めて。