言葉を大切に

コロナによる社会的混乱や恐怖により、心が不安定になっている方が多いかと思います。しかし心の不安定をがそういった外部の状態が原因であると考えている限り、そこから抜け出すことはできません。不安や恐怖を煽る情報（＝言葉）が身の回りにあふれていますから、ぼんやりしていると私たちは受動的に（機械的に）そのような心持ちになってしまうのです。

よく考えると分かることですが、外部の状況と心の状態には因果関係はありません。例えば、雨が降り始めたときに、「濡れるから嫌だな」と思う人もいれば「乾燥している日が続いていたから丁度良いお湿りね」と思う人もいるかもしれません。「雨が降る」という外部の事象と心（の中の感情）がどう動くかは全く独立したことなのです。

ではどうしたら安定した心を維持することができるのでしょうか？それには、まず心が外部の事象から独立していることを知ること。そのことを意識すること。そして、「良い言葉」に助けてもらうということです。日本人の心には言霊がしみ込んでいます。社会学的には良い面も悪い面もあるのでしょうけど、「良い言葉」に助けてもらえる国民の利点を利用しない手はありません。

簡単に言えば、「良い言葉」接すると心は安定します。「悪い言葉」に接すると心は不安定になります。「良い言葉」を話すと心は強くなります。「悪い言葉」を話すと心は弱くなります。簡単ではないでしょうか？あなたの心を「良い言葉」に守ってもらってください。

あなたはあなたの心にもう少し自覚的であるべきです。あなたの心はあなたのものです。決して手放してはなりません。

すべての日本国民が幸せでありますように。

言葉に愛と祈りをこめて。