ポリフォニー・オブ・ライブズ

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メタモルフォーゼの『扉』③

青虫が蝶になるためにはメタモルフォーゼが必要ですが、メタモルフォーゼは蛹(さなぎ)を経由する必要があります。蛹の中で身体の変化が起こり、蛹の殻(硬くなった外皮)を内側から破って成体となるのです。外皮は破られて脱ぎ捨てられます。外皮も元々は同じ身体の一部であったのですが、メタモルフォーゼのために分離して硬くなる必要があるのです。

現在、人間社会で観察される二極化は、蝶になる立場から見れば、硬くなった外皮と蝶になる準備ができた魂たちとの間の分裂であり、必然的なものです。むしろ、外皮の硬化が、魂の目覚めを促進させているとも言えるのではないでしょうか。