ポリフォニー・オブ・ライブズ

ようこそ。新しく生まれる世界へ。楽しく自由な仲間たちによる。

時間に流されないために。。。

1日が半日、1週間が3日、1ヵ月が2週間、1年が半年、つまり昔に比べると時間の長さが半分になってきている気がします。前回「加速する時間」という記事を書きまして、その究極の一瞬をワクワクする気持ちで待っているんですが、一方で、その時間の速さに目まいを感じたり、気持ちが落ち着かなかったりする人も多いのではないかと思います。

そういう場合どうしたら良いでしょうか?一つのアドバイスは「自分をこの3次元世界と切り離した意識で3次元世界に起こっていることを眺める」というものです。わかりにくいと思いますので以下に説明します。

私たちは3次元という時空間にどっぷり同一化して生きています。ナイーブな意識としてはそれで疑問は起こらないと思います。けれど実際私たち人間はそれを超えた存在です。だから3次元時空間に同一化しない(非同一化)視点で見ることも可能なのです。

たとえば、電車の窓から過ぎ去る景色を眺めるときと同じイメージです。外にある川や鉄橋や家々は過ぎ去っていきますが、あなたが手に持っている本はずっとあなたの手元にあり過ぎ去りません。それは「あなた」と「本」は電車と同一化しており、周りの景色とは非同一化しているからです。

または、映画館で映画を観るイメージです。たとえば満足に食べることもできない貧困国や家族が題材で、それが悲劇的な物語で演出されていたとき、あなたはぐいぐい引き込まれて涙を流すかもしれません。その時あなたの心は映画に同一化しているのです。でも映画が終わって映画館から外に出るとすぐに、仲間と一緒においしい食事を食べにいくことはできるはずです。それは映画との同一化が外れているからです。

このように(=非同一化)、あなたはあなたの身の回りに起きることを眺めることができます。その時あなたの背後に、変化しない確かな何かがあるのを感じることができるでしょう。

変化する世の中(=車窓から見える景色)と変化しない自分の中の「何か」(=電車)。その「何か」に意識を合わせてみてください。そうである限り、二度と時間に流され、不安になることはなくなるでしょう。