ポリフォニー・オブ・ライブズ

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メタモルフォーゼの『扉』⑦

人間の場合、メタモルフォーゼには自由意志による選択が必要であると言いました。それは比喩的に『扉』として表現できるでしょう。なぜなら『扉』はあっち側に行きたいときにだけ必要とされるものであり、行こうとしない限り閉まっているものだからです。そして、『扉』は開けるためにあるものだからです。

『扉』は開けるためにある―――このことを覚えておいてくださいね。

さて、それではその『扉』はどこにあるのでしょう?それは選択する瞬間(「いま」)にあるのです。物理的な世界では、扉があるとすれば、それはモノとして、空間のある場所にありますね。そしてその扉のある場所に行って、ノブに手をかけて、ひねって開けます。でも心の中に場所はありませんから、それは時間として置き換わります。空間の「ここ」が時間の「いま」になるのです。そして『扉』を開けることが、「選択」をするということになります。