ポリフォニー・オブ・ライブズ

ようこそ。新しく生まれる世界へ。楽しく自由な仲間たちによる。

奇跡③

私たちは今、不安定な時代に生きています。。。と書きだそうと思ったら、ふと、安定していた時代なんてあったのかな?と思いました。比較的安定していたのは、ある一定時期の平安時代と江戸時代と戦後日本でしょうか?ひとつの政権が続いているということは安定している証拠でしょうし、戦後日本は生きてきた記憶としてそう言えると思います。

さて、私たちは、基本的な感覚として、安定しているのが日常で安定が崩れる(不安定になる)というのが、非日常のように思っていないでしょうか?もし、そう思っているのだとしたら、少なくとも、今生きている私たちは、本当に幸せな時代を生きてきたか、あるいは遺伝子レベルでポジティブな記憶が刻印されているのかもしれません。

日本は自然災害が多い国で、地震、台風、火山噴火、洪水、干ばつなどは何度も経験していますし、明治以降は、日中戦争日露戦争大東亜戦争と大きな戦争も経験してきました。また、大きな疫病も何度もありました。それにより何人もの人が命を落としました。

しかし、今生きている人たちはすべてこれらの苦難を乗り越えてきた遺伝子を持っているわけです。私たちは突然ポンっと生まれてきたわけではありません。アダムとイヴ(かどうかは定かではありませんが^^;)の遺伝子が途中で途切れずに私たちに伝わっているのです。

何十万年前の昔から、何億、何十億、何百億と遺伝子は個人レベルに枝分かれしてきました。残念ながら途中で途切れてしまった遺伝子も多いでしょう。しかしながら、私たちが生きているということは、少なくとも今現在、過去から生きてきた、困難を乗り越えてきた、強い遺伝子が、私たちの中で生きているということなのです。私たちが今生きている(生かされている)ということは、過去からの命のバトンを受け取っているということなのです。

私たちは自分というものを「孤立した閉じた存在」と考えがちです。だから、小さなことでくよくよしたり、他人と比較して劣等感にさいなまれたりします。でも、そんな小さなものじゃないんです。言ってみればーーー

 

過去から途切れずに繋がっている一本の生命の線 未来に向かってのびている一本の線

 

ですかね。今生きている誰もが同じです。想像してみてください。あなたは小さく閉じているわけではありません。自分を開いていきましょう。大きく、大きく。遺伝子の声を聴きながら。。。